むぎ猫のACL再建・リハビリ日記

スキーで前十字靭帯断裂したむぎ猫のスポーツ復帰までの奮闘記

診断・治るということ

紹介された自宅からも会社からも近いところに通院することになった。

MRIの診断結果は、正直もう予想どおりだった。

前十字靭帯の断裂
内側靭帯の損傷
骨挫傷

手術まで4〜6週間のリハビリ、術後3ヶ月でジョギング、ダッシュは6ヶ月、競技復帰は10ヶ月後。

それと、先生からの衝撃的なコメント。14年前、すでに前十字靭帯を痛めてた可能性は高いですね、と。今回それにトドメをさした、という状況のよう。

えー(*_*)

確かに、膝が不安定とか、リフトにのった時、左足だけなんか長い、みたいな感覚はあったけど、後遺症というか、こんなもんなのかな、と思ってた。14年間、膝がぷらんぷらんなままで過ごしていたってこと?
なんだよ、誤診もいいとこじゃん!!!

治るっていうのは、どういう状態かを考えた。
日常の限られた動きなら、手術をする必要はない。
でも、膝が不安定だったり、がくってなる膝くずれが起きる可能性はいつもつきまとう。それどころか、グラグラする膝のせいで膝関節の中の半月板などの軟骨がすり減っていって、歳をとったときに膝の痛みや膝の変形がおきてくる可能性は高い、と。
私には手術をしない理由は見当たらなかった。

それと、治る、というのは、『私』にとって、どういうことか。
私はやっぱり日常レベルに戻ることが『治る』じゃなかった。また前みたいに山に行きたい、スキーを滑りたい。
所詮サラリーマンの趣味の世界、北アルプスじゃなくて高尾山でいいじゃん、スキーはやめておこう、と思うことは到底できなかった。
14年前に内側靭帯をケガしてから、それまで大好きだったスキーをやめた。でも4年前、また滑れることがわかって、すごく嬉しかった。板も進化して滑り方もわかってきて、2級も1級も順調にうかってきた。あたしはまだまだいける、もっとやりたい。少なくとも、今この時点でスキーをあきらめる必要はない。

だから先生から治療の見通しを言われたとき、ジョギング三ヶ月でとどまらず、当たり前のように、競技復帰まで10ヶ月といってくれたのは嬉しかった。

私にとって治るとは、そういうこと。不安はあるけど、目標はそこだ。

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装具を作ってもらい、手術にむけてリハビリ開始!